ブログ10周年と映画『愛と法』

10周年

在宅勤務がメインの生活となってから、このブログの更新は少なくなってしまいましたが、今月2019年1月で、ブログを開設してからちょうど10年を迎えさせていただきました。

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ブログ開設当初の思い

私は出産時が原因で、脳性小児麻痺となってしまいましたが、大学まで普通校に進学し、ソフトウェア開発の仕事もさせていただいておりました。
2007年6月、左手に痺れを感じて病院へ行ったところ、頚椎症性脊髄症と診断されました。
その年の12月に手術を受けましたが、主治医の言葉では『治すための手術ではなく、病気の進行を遅らせるための手術だから、術後は体に負担をかけない生活をして下さい。』ということでした。

37歳にして、今後会社勤務は無理だと宣告されてしまい、自分にもできることは何だろうと模索を続けておりました。
そんな中で知ったのが、アフィリエイトの世界でした。
アフィリエイトを通して、在宅障害者となってしまった自分でも収入を得られるのではないかと思い、2008年12月に自宅にインターネット回線を契約し、翌2009年1月に『在宅障害者のアフィリエイト生活』というタイトルで、このブログをスタートさせました。

結果としては、アフィリエイトでの収入はほとんど得られず仕舞いでしたが、ブログをやってなかったら知り合うこともなかった、多くの方々とご縁をいただくことができました。

障害者として、そしてゲイとして

ブログを始めた頃は、障害者ということは前面に出しておりましたが、ゲイであることは伏せておりました。
それは、知人や友人の中に、まだゲイであることをカミングアウトできてない状況だったからです。

そんな中、『障害者 ゲイ』というキーワードで検索すると上位表示されてた記事が『ある障害をもったゲイの死』という追悼記事でした。
障害者+ゲイという中で、ご活躍されてた一人の活動家は自死という道を選んでしまったのです。
この検索結果の中、私は『やっぱり障害者でゲイは死ぬしかないのかな…』という印象を感じてしまいました。

それからこのブログ上で、ゲイであることをカミングアウトしました。
ゲイについての記事もいくつか書いていく中で、『障害者 ゲイ』というキーワードでこれらのブログ記事が上位表示されてるようになりました。
自分に何が発信できるのかは暗中模索でしたが、『障害者 ゲイ』でひそかに検索している方々に対して、せめて生きている障害者+ゲイの思いを届けたいと願っております。

これからも、障害者として、あるいはゲイとして感じたことを、自分のペースで発信し続けていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

映画『愛と法』

昨年からずっと気になっていた、ゲイの弁護士夫夫である南和行さんと吉田昌史さんを描いたドキュメンタリー映画『愛と法』が先週松山で公開されたので、観に行ってきました。

『僕たちのカラフルな毎日』という書籍をきっかけに、お二人のTwitterもフォローさせてもらっているファンなので、楽しみにしておりました。

相談者の一人であったゲイの青年が自殺したことを知るシーンでは涙が出てしまいました。
でも、LGBTのみならず、君が代不起立裁判、無国籍問題など、様々な人権に関わる問題に向き合っていかれる姿に感動しました。
ゲイであることをオープンにして活動されている弁護士夫夫が、この日本にいるということが、とても心強く感じられます。

上映機会の少ない作品ですが、多くの方々にもぜひご覧になってほしい作品の1つです。

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