アフィリエイトの観点

確か3月までだったでしょうか。NHKで土曜の深夜、『出社が楽しい経済学』という番組があり、よく観ていました。
経済学の番組といっても、コメディドラマ仕立てで、見やすかったです。しかも、しっかりとした解説もついていました。
この番組を観ながら、経済学の考え方ってアフィリエイトにもとてもヒントになることが多いと思いました。
今日はその中から、『裁定』ということについて紹介してみたいと思います。


全く同じ商品がA店では500円、B点では700円だったら、あなたはどちらで買いますか。
当然安いA店ですよね。
この状態が続くと、双方の価格は徐々に同じになっていくのです。これを“裁定が働く”というそうです。
高知市内でも、ガソリン価格はほぼ同じ時期に上がったり下がったりしています。もっとも一時期は値下げ競争が過熱して、全国ニュースにもなりましたが…。
でも、一見すると裁定が働いていないようにみえることもあります。
例えば、激安スーパーで88円の缶コーヒー。同じものがコンビニや自販機では120円です。
先ほどの考え方では、誰もがスーパーで買うことになります。
この22円の差というのは、取引コストだそうです。
つまり、今喉が乾いているのに、郊外のスーパーまでいくくらいなら、22円高くても目の前の自販機で買いますよね。
この取引コストというのは、時間、手間、情報量などが含まれるそうです。
消費者というのは、取引コストも含めた値段で購入を決定します。
目の前の自販機で買うか、スーパーまで行くのかは、その人にとっての取引コストの差が22円より大きいかどうかで決定されます。
つまり、自販機やコンビニというのは利便性を高めて、取引コストを最小限にすることによって成り立っているのではないでしょうか。


こういったことを知って、私が感じたのは、アフィリエイトというのは取引コストをいかに少なくしてあげるかが重要だということです。
この観点から、一番成功しているのは価格.comなどの比較サイトでしょう。これらは個人でするには大変な領域に入ってますが、アフィリエイトには変わりありません。
消費者があちこちのサイトで価格を調べる手間=取引コストを省くことによって、付加価値を与えているのです。
通常のブログであれば、自分がいいと思った商品の紹介記事を書き、そこからすぐに注文ページへのアフィリエイトリンクを張るということは、よく行われていますね。
この時にも、リンク先から注文確定までにどれだけの手数が必要かによって、成約率は大きく変わってきます。
最低限、リンク先から再度商品検索が必要ということだけは避けたいですね。


あまりに売り売りモードなブログは、訪問者から嫌われるといいますが、訪問者の利便性は色々と検討した方がいいと思います。
私も最近、Amazon、Yahooショッピング、Yahoooオークションの商品検索を取り付けてみました(^-^)
今は現時点でアフィリエイトをされている方が多いのですが、徐々に新しい訪問者が増えてきた時には、ちょっとした便利な機能として使ってもらえるかな…。
もちろん利便性を高めることも必要ですが、個人のサイトとしての付加価値=コンテンツの充実だと思っています。
これからも、色々な角度からの記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

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