旅の風景(4)

先週に続いて、青春18キップの旅の話です。
この切符のネーミングから、よく年齢制限があるのかと聞かれます。
大丈夫です。どなたでも利用することはできます。
ただ、普通列車の旅となると日数が必要になってくるのと、体力的なこともあってか、学生の利用が多いようです。


前回、東京発大垣行きの夜行列車について紹介しました。
昔、数多くあった夜行の普通列車の中で、思い出深いのは東京発上諏訪行きの列車です。
早朝に上諏訪駅に到着すると、なんと駅のホームに温泉の露天風呂がありました。しかも、無料で入浴できます。
鈍行列車で旅する者にとって、ホームの一角で入浴できるというのは最高です。
列車の発着する音を聞きながら、ゆっくりと温泉に浸かると、疲れも取れます。
それから、朝食を売店で購入して、次の目的地に向かって旅を続けることができました。
2002年からは、足湯に変わってしまったのが残念です。今でも、列車を利用するか入場券の購入だけで利用できるようです。
他にも、島根の方には、列車の窓から出雲そばを購入できる駅もあります。


最近では、ケンミン・ショーなどのテレビ番組で色々紹介されているので、あまり珍しさも感じなくなりましたが、以前は旅先でスーパーによく行きました。
観光地にある売店では、地名や商品名が違っているだけで、どこでも似たような土産物がおいてあります。
でも、旅先でスーパーに入って、うろうろしてみると楽しいものです。
同じお菓子でも、ご当地バージョンがあったりします。また、山陰地方では普通にサメの肉が売られていたり、意外な発見があります。
私にとって、観光物産店よりも、その土地のスーパーの方が面白いです。駅弁と同じような弁当が、安く買えることもあります。
18キップの旅。
結局は地元の人達が利用している列車に乗り、その土地の空気を感じることかもしれません。
飛行機を使えば数時間で行けるところであっても、何日もかけて行く。そうすることによって、遠くまで来たのだという実感が湧いてきます。それと同時に、自分が住んでいる街から一つのレールで繋がっている街を楽しめます。
最近ではスローライフという言葉をよく耳にしますが、こんな旅も一つのスローライフではないでしょうか。


『在宅障害者のアフィリエイト生活』、これまではアフィリエイトに関することを中心にお伝えしてきました。
明日からは、障害者ということについても書いていきます。

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