障害者自立支援法の改正をめぐって・・・

今朝、パソコンを立ち上げてみると、Googleアラートでこの話題が多く出ていました。
あちこちのブログでも、色々と記事になっていますね。
私もまだしっかりと情報を把握しきれてはいませんが、マスコミ上では“きれいに”表現されているものの、条文として1割負担がまだ残っているそうです。
こういったことから、今回の改正に反対する意見や各種団体の声明文もいくつか読みました。
その一方で、今回の改正によって発達障害の方々にも適用されることから、早期実現を望む声もあがっています。
(声明文等は、あちこちのブログに引用されていましたが、原文の掲載サイトが見当たらなかったため、リンクは差し控えております。「障害者自立支援法の改正」で検索してみて下さい。)

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応益負担というものの…

そもそも障害者自立支援法、一番問題視されてきたのは“応益負担”ということです。
これは、障害者が福祉サービスを利用する際に、その1割を負担するものです。障害の程度が重度であればあるほど、福祉サービスの必要性は増しますが、収入源は限られています。
自立支援法誕生前は“応能負担”といって、所得に応じて負担額の上限があったのです。
応益負担、サービスを利用したのだから、利用分に応じて負担するという考え方。一般的には通用すると思います。
でも福祉という場合、果たしてそうでしょうか。生活の維持、さらには生命の維持に必要な精度が応益負担のサービスになって大丈夫なんでしょうか。
今回の改正で、応益負担から応能負担に変わったという(主にマスコミの)発表と、まだまだ問題点を指摘する声とがあります。
実は私自身も、この応益負担という問題に直面したことがあります。
3年ほど前に、障害の悪化が原因で会社を退職しました。
その際に、作業所も視野に入れて色々な窓口で相談したのですが、どの担当者も作業所は行かない方がいいと言われるのです。
その理由を探ってみると、自立支援法により、作業所に“利用料金”が発生することになったのです。多くはない工賃から利用料金を払うと、作業所によっては赤字、つまり働きに行って工賃以上の料金が発生するのです。
こういった実情を知り、私はアフィリエイトに挑戦しようと思ったのです。

制度を作るのも人間、使うのも人間…

今回の改正の裏のには、政党間のかけひきがあったとか、約束されてた障害者へのヒアリングがなされず、当事者の意見が反映されていないなど、問題点も多いようです。
こんな中で重要なことが決められていくのは、非常に残念です。
一方で、制度を悪用する人達もいます。
生活保護の不正受給増加によって、審査が厳しくなりました。このように、制度の利用の仕方によっても悪影響はでてくるのです。
ネットの世界も例外ではありません。
一部では「病気アフィリエイト」などという言葉も誕生しています。ひどい例になると、うつ病の認定を受けて障害年金を受給する方法なる情報商材を見かけたこともあります。
他にも、まるで病気の人をターゲットとして壷や水を売りつける行為、それに近いものが数多く見られるのです。
私にとっては、非常に胸の痛い現象です。
法律を作るのは政治家ですが、環境を作っていくのは一人一人ですよね。
今回の法案の行方を見守りつつも、それをどう活かしていくのかをみんなで考えていきたいと思います。

ひらきこもりという立場から

以前にも紹介しましたが、アメリカの歴代大統領の中でこんな発言をされた方がおられました。

障害者の生活の保障をしていくよりも、障害者が腹ける環境整備に投資し方が政府の負担も少ない。

また、神戸のプロップステーションの代表、竹中なみさんはこう言われます。

チャレンジドにとってのIT技術は、人類が火を発見したようなものだ。

私自身、会社勤務は体力的に難しい状況となってきましたが、こうしてネットを通して色々と挑戦しております。
インターネットの普及に伴って、ネット経由の購買高は年間数兆円に上ります。
今後、どういった制度が誕生するのかはわかりませんが、アフィリエイトやSOHO。こういったものとうまく調合していけば、障害者にとって大きな選択肢が増えるのではないでしょうか。
ひらきこもりの立場から、
しっかりと見据えていきたいと思います。
自分自身が色々と勉強しながら…。

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