インターネットの世界で ~ひらきこもりへの挑戦⑦~

スポンサーリンク

プロップ・ステーション

神戸を中心に活動されているプロップ・ステーションという団体があります。
この団体の代表である竹中ナミさんとお会いしたのは二十年くらい前のことです。
竹中さんは、障害者のことを『チャレンジド』と呼び、『チャレンジドにとってのIT(情報技術)は人類とって火を発明したことに等しい』と言われてました。
神戸での『チャレンジド・フォーラム』に参加させてもらったのが、私が直接竹中さんとお会いした機会でした。
『チャレンジャー』というのは“挑戦者”という意味ですね。自分の意思で挑戦している人たちのことです。
それに対して『チャレンジド』という言葉は、直訳すると“挑戦させられている人”というふうになります。障害者は好きで障害者になった訳ではないのです。
でも『チャレンジド』として、不都合の多い社会の中で道を切り開いていく、そんな思いが私には感じられます。
プロップ・ステーションでは『チャレンジドを納税者に』という言葉の下、様々な講習会などを通してパソコンの技術の習得に貢献してます。
そして、ただ社会に支えられているだけでなく、仕事を通して社会に貢献し、納税者となることを目標にしているのです。

ネットでの出会い

実は私が竹中さんを知ったのは、当時私が開設してた私個人のホームページやメールマガジンがきっかけでした。
自分の興味や関心のあることをネット上で公開することによって、時には意外な方からメールを頂いたりします。
現在、当時のホームページはありませんが、『在宅障害者のひらきこもり生活』というブログ、ツイッターやフェイスブックなどを通して、様々な方々と交流させてもらってます。
その多くは実際には会ったことのない方々、つまりお互い顔を知らないつながりです。
近年、事件のニュースなどにつけ、こういったネット上のつながりを心配する声も多く聞かれます。
でも、そういった危険性も把握した上で、ネット上で自分に関するどの部分までをオープンにしていくかを考えていくのです。
例えば私の場合、ブログとツィッターではこの連載記事同様に『下ちゃん』というペンネームを使ってますが、フェイスブックでは本名で登録してます。こうすることによって、ブログ上などでは高知に住む一障害者として色々な方と交流することができ、私を直接知っている方とはフェイスブックでやりとりが可能となります。
公開する範囲を考えた上で、色々と自分なりの情報発信を続けていくと、同じような人たちからメールを頂いたりして、徐々に交流の輪は広がっていきます。
ただ単に反響があったというだけでなく、色々な立場の方から、メールの交換などを通じて感じさせてもらうことも多いです。

いつの日かネット起業を

現在、継続就労支援A型の会社で、在宅勤務という形のお仕事をさせてもらってます。
これもパソコン、特にネットを活用した就労方法です。会社との様々なやりとりはメールやチャットなど、ネットを通して行なわれます。
これも私にとって、ネットの世界の経験と知識が大きく役に立ってます。
さらに進んで、“ネット起業”というものもあります。
以前、この連載でも紹介しましたアフィリエイトという仕組みを活用したりして、ブログやサイトを運営しながら収入を得ていくことも可能なのです。
よく言われるように『素人でも簡単に』という宣伝文句のように簡単にできるものではありませんが、実際にそれを収入源として十分な生活費を得ている方も多くおられます。
私はまだまだ、お小遣い程度の収益ですが、在宅障害者の中にも、会社が使ってくれないのなら、自分で起業してしまおうと、ネットを収入源としているケースもあります。
ネットを収入源というと、詐欺的な話も多いのも事実ですが、会社勤務が難しい障害者にとって、一つの選択肢になることを私は望んでいます。
そのためにも私自身、色々なことを学びながら、それをブログなどで発信していくことができるように、頑張っていきたいです。

ブログランキング
ランキングへの応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ
にほんブログ村
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする