ネットで色々と見てたら、アメリカ・フロリダ州のディズニーランドで、セレブ裏ツアーなるものが表面化して、非難の声が上がっているようです。
これは、障害者１人につき同行者６人までが並ばずにアトラクションに乗ることができるというディズニーランドの配慮を悪用したものです。セレブたちが障害者を雇ってて家族の一員のように見せかけ、アトラクション待ちの長い行列を飛ばす専用ルートから搭乗していました。
ちなみにこの裏ツアー、１時間１３０ドル、８時間で１０４０ドルという値段です。
東京ディズニーランドでも以前は、こういった障害者への対応があったそうですが、健常者が車椅子で来場するなどがあったために中止されたそうです。
様々な企業も障害者への配慮をして下さっている中、こういった悪用するケースが出てくるのは、残念です。
車椅子用駐車スペースの問題から、果ては障碍児手当ほしさに息子に危害を加えて障害者にしてしまおうとした事件までもがありました。
“完全参加と平等”という言葉が誕生して２０年以上経ちますが、今回のようなニュースをみると、それに逆行していくようにも感じます。
私の大好きな坂村真民さんの詩から、「あとからくる者のために」です。
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
あああとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ自分で出来る何かをしてゆくのだ