10年 ~ブログ記事100号記念エッセイ~

どんないい本を読んだとしても、どれだけいいお話を聞くことができたとしても、今やることは大して変わりません。
例えば今、もし電話が掛かってくれば、無条件に受話器を取り相手と話をします。朝起きれば、洗顔、着替えに始まり、行動パターンはほぼ同じです。
頭で自分を変えようと思ってはみても、会社員であれば会社を欠勤してまでやりたいことがあるはずもなく、主婦であれば必要な家事はエンドレスです。
結局のところ、今日という一日はいつもと大差ないことになってしまいます。
では、明日はどうでしょうか。明後日は…。
私が思うのは10年後を考えてみるということです。
すぐ先のことについては、ほとんど選択の余地はなかったり、行動を起こす勇気がなかったりします。
でも、10年後、自分がどうなりたいのか。これについては、自由な発想が可能ではないでしょうか。
そして10年後へ向かって努力していくことは、どんな状態であってもできることなのです。


私自身、決して器用な人間ではありません。これまでにも、随分と回り道を繰り返してきました。
でも今、振り返ってみて、10年という年月の持つパワーを感じるのです。
私がまだ小学生だった10歳の頃、学校でのいじめがひどく、自分自身も投げやりな心も持っていました。
そんな中では人との溝も埋まるはずもなく、将来的にも自分に友人と呼べる人が出来るのだろうかと思っていました。
その10年後、昔の不安も嘘のように、素晴らしい友人や先輩、後輩にも恵まれた学生生活を送っていた自分がいました。
しかし、人と同じようにバイトをしたかったのですが、他の人があっさりと決まるバイトの面接も私には無理でした。
半分むきになって、講義をさぼってまで面接に行っていました。そんな中、バイトさえもろくにできない自分が、社会人としてやっていけるのかという不安が大きくなってきました。
その10年後、会社員として残業に追われていた自分がいました。
このような体験から、その時はどれだけ不可能なことのように思えていたことであっても、10年あれば大抵のことはなんとかなるのではないかと思うようになったのです。
10年というのが味噌です。人間ですから、時には投げやりになってみたり、回り道をすることもあります。でも、最短ルートでなくても、10年あれば自分の思う場所にたどり着けるのではないでしょうか。
10年間同じ夢を持ち続ける、それに勝るものはないと思います。


頸椎症性脊髄症、この初めて耳にする病名を告げられたのは一昨年の7月。
進行を少しでも遅らせることを考えると、手術後も会社勤務は無理と医師に告げられました。
そんなことを言われても、私はまだ30代。本当、何も考えられない日々がありました。
そんな中、10年後の自分というものを、少しずつでも考えてみようと思いました。本当、最初は少しずつだったのです。それで精一杯の状況でした。少しずつ、少しずつ、自分がしたいこと、自分にできそうなことを考えていきました。
そんな中で、アフィリエイトという世界を知ることが出来たのです。
インターネットの世界では、日進月歩ならぬ秒進分歩だとも言われています。それほど変化の大きい世界です。Googleでさえ、サービス開始は1999年。まだ10年しか経っていないのです。
でもいくら検索エンジンの仕様が変わっても、本当に人の役に立つサイトというものが無視されることはないと考えています。
今はまだ、記事数が100に達してスタートラインに立てたばかりですが、これから続けていくことによって中堅組に入れることでしょう。
ネットビジネス、アフィリエイトと言っても、人と人との関係です。ただそこにネットが介入しているに過ぎません。
この世界で自分がしたいことは何なのか、そのためにどのような勉強が必要なのか。それを今、しっかりと見据えながら歩いていきたいです。
遅々たる歩みであっても、きっと見えてくるものがあると信じて・・・。
最後に私の好きな西洋のことわざを紹介します。

思いの種を蒔き 行動を刈り取り、
行動の種を蒔き 習慣を刈り取る。
習慣の種を蒔き 人格を刈り取り、
人格の種を蒔き 人生を刈り取る。

これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

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