三方良し

秘めだるまの表紙には、”わたし良し、あなた良し、地球良し”という言葉がクローバーの絵の中に書かれています。
これは、江戸時代の商人の言葉、“三方良し=わたし良し、あなた良し、世間良し”から取ったものです。
秘めだるま発行当初は、障害者の思いを伝えたいということがメインだったそうです。
そこから、障害者問題が弱者問題へと発展していきました。
このことのきっかけは、小倉さんがある女性問題の活動家とお話をされた時だそうです。この方は女性問題については詳しいのですが、障害者に対する認識が不足されていたことに気付かれました。
このことから、自分たちの問題ばかりを考えていてはいけないという思いで、秘めだるまを弱者問題のメッセージブックと位置付けられました。
小倉さんの言葉によると

差別される者の痛み、差別する側の思い上がりは全て共通。

もちろん、個々の問題に応じて考えなければならないこともありますが、逆に色々な問題を通して見えてくることも多いのです。


以前も書きましたが、私が小倉さんに惹かれた一番の理由は、この言葉でした。

こんな考えの障害者がいるから、世の中はよくならない。

障害者団体によっては、こちらの思いを伝える、一方通行の活動もあります。でも、秘めだるまでは、どちらがどうこうではなく、双方が勉強していくということなのです。
このことに気付かせてもらって、私は大きく変わりました。
以前は、自分に障害があるからと、どこか諦めに近い思いもありました。でも、自分が勉強していくことによって、変わるものがあるという発見は大きいものでした。
どんなことでも、ただ単に要求するよりも、双方が歩み寄れる道を模索する方がより前進できるものです。
25年という歳月を経て、秘めだるまは双方良しから、三方良しへと発展しました。
地球規模で起こっている環境問題、人権問題にも目を配るようになったのです。
当事者同士の問題解決だけに留まらず、もっと広い視野でとらえたとき、何が見えてくるのか。
壮大なテーマにチャレンジしようとしています。


この“三方良し”は、アフィリエイトに置き換えて考えることも出来ます。
わたし良し。
まずは、自分自身が楽しさややりがいを見つけなければいけません。そして、時間がかかっても、成果が出せるようにならなければ、長続きしないでしょう。
あなた良し。
よく押しつけがましいサイトは嫌われるといいます。訪問者の立場に立ったサイト作り、訪問者に喜んでもらえる情報の提供が必要になってくるでしょう。
さらには、訪問者に本当に喜んでもらえる商品を探していきたいです。
ここまでは、色々なビジネス書にあるWin-Winの関係を築くということです。
では、最後の一つは何でしょうか。
私が思っていることは、“社会に良し”ということです。
といっても、大きな意味での社会ではありません。今はもっと狭い意味でです。
今自分と社会的につながっている人達、身内、友人、知人。そんな人達に対して、今自分がこういうことをしている、こんなサイトを作っている、今後こんなことをやろうと思っている。一つ一つをきちんと説明できること、そしてみんなに理解してもらえることをやっていきたいと思っています。
今はまだ、私自身が色々と模索中です。でも、将来的には在宅障害者にも可能な“仕事”として、アフィリエイト情報を発信していきたいという思いがあります。
そして何より、自分自身がずっとアフィリエイトを続けていたいです。
この“三方良し”を羅針盤にして…。

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