自然と共に

明日は海の日ですね。
近年、温暖化ということも重なって、自然の価値がどんどん見直されているようです。
私は中学時代まで、高知の田舎で生活していました。
私たち家族の住む家から10数Kmくらいのところに祖母の住む家があったのです。
その家は、今思えば究極のエコ生活。お風呂は五右衛門風呂で、薪で焚きます。その薪が炭火になったら鉄の容器に移してふたをして“消し炭”にするのです。
この消し炭は、七輪での炊事に使っていました。
今でこそ、TOKIOのダッシュ村というテレビでの企画もあります。でも、当時はこれがいい生活とは全く思いませんでした。
数Km先にようやく小さな食料品店があるくらいで、スーパーは20Km先。ファミレスやコンビニも近所にはありません。日没後は、本当に真っ暗です。


大学進学を機に、それ以降は街で生活するようになりました。
なんといっても、便利ですよね。近所のコンビニは24時間空いているし、夜中でも出かける場所は色々とあります。
最初の頃は、本当色々なことにワクワクしていました。
そんな生活の中、夏休みなどで久しぶりに実家へ帰ると、ふといい所だったのだなあと思うのです。
自分が生活していると、こんな何もない不便な所に観光客が来るのが不思議でした。それが、そこを離れて生活する期間が長くなるにつれ、観光に来られる人の気持ちに近づくのです。


田舎での生活。街での生活。
その両方を体験してみて、ギャップを感じることの一つが、自然の捉え方の違いです。
大学時代にも、海水浴やハイキングなど、海や山へも出かけました。でも、海水浴場へは道路も整備され、シャワーや海の家まであります。よく整備されているのです。
子供の頃の海。
それは、辿りつくまでの道は狭く急なケモノ道。そして、波が荒い上に、岩もゴツゴツしているから、海から帰ると必ずあちこちに切り傷があったものです。
そして、台風が近づくと、海岸はその姿を豹変させました。


先日テレビの特集で、高尾山が首都圏からのアクセスもよく、手軽なスポットとして人気を集めていると報道していました。
その一方で、軽装でしかも、サンダルやハイヒールで訪れる人もあるそうです。
便利なものが増えた今、自然までもがお手軽感覚になっているのでしょうか。
空気が美味しいとか、気持ちよいということもあります。でも、私にとって自然のイメージは不便と危険なのです。
それを認識した上で向き合った時に初めて、街の生活にはないものを与えてくれるのでしょう。
この夏、お出かけの際には、情報集めと準備をよろしくお願いします。


※今日は久しぶりに連載でない、エッセイをお届けしました。
明日は用事で記事の方はお休みさせて頂きます。皆さんのブログへは時間を見て訪問させて頂きます(^-^)
三連休中の方も多いと思いますが、体調には気をつけてよい休日を!

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