よく、“一度きりの人生だから”という言葉は使われます。
それに対して、“二度とない人生だから”というのは、同じことを言っているようでも違いますね。
今日のおすすめの本は、詩人・坂村真民さんの代表作を集めた詩集です。
１時間もあれば読めるものなのですが、つい本を置いて、ぼうっと考えてみたくなる詩が多いです。
私がこの本と出合ったのは１０年くらい前です。
図書館で、並んでいる本の中からこの本のタイトルが目に留まりました。借りて読んで以来、すっかり坂村真民さんのファンです。
坂村真民さんの詩は、とても読みやすいです。非常に平凡な言葉で書かれています。
それでいて、心の中にすうっと入ってきます。
心がとても穏やかになれるのです。
そして何故か、自分の生き方を見つめている私がいます。
枕元に置いて、寝る前にちょっとずつ何度も読んでみたくなる詩集です。
残念ながら、平成１８年１２月に坂村真民さんは９７歳でお亡くなりになりました。
でも、真民さんの詩のファンは色々なところにおられるようです。
真民さんの好きな言葉、『念ずれば花ひらく』という言葉が刻まれた石碑が全国各地にあります。
ネット上でも、真民さんを慕っている人たちが、色々なサイトを作っています。（坂村真民で検索すると、色々出てきます）
慌ただしい日常生活から離れて、ちょっと心を休めたくなることってありませんか。
そんな時に手にとって欲しい一冊です。
きっと、あなたの心に栄養と明日への力を与えてくれることでしょう。