『バリアバリュー』

障害者マーク
熊本県、そして大分県を中心とした大震災のニュースがテレビやネットから流れています。
想像を超えるような被害の状況を目にすると、人間の無力さを感じてしまいますね。

でも、私はあることを思い出しました。
5年前の東日本大震災の後、メディアから流れる情報によって、自分は被災していなくても心を病んでしまう、擬似被害というものが問題となりました。
被災地に心を向けることも重要ですが、被災していない私たちが、元気でいること。それも大事なことではないでしょうか。
私たちが元気でいられてからこそ、熊本へ元気を届けたり、何らかの支援ができるのだと思います。

夕べ、そんな思いから、テレビを一旦消して、先日Amazonから届いてた1冊の本を手に取りました、
面白かったです。一気に読んでしまいました。
そして私は、この本によって、元気と勇気をいただくことができました。

バリアバリュー 障害を価値に変える

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バリアバリュー、障害を価値へ

この本の著者である垣内俊哉さんは、骨形成不全症により、数十回という骨折や入院を繰り返し、現在も車イスで生活をされております。
私がすごいなと感じたのは、垣内さんは、バリア(障害)をバリュー(価値)に変えるということに気付き、大学在学中にミライロという会社を立ち上げたことです。
ここに至るまでの過程と、垣内さんの行動力の凄さは、ぜひこの本を手にとって確かめてみて下さい。

Amazonから本が届いた日、何気に目次を眺めていました。
するとなんと、『LGBTという未開拓市場』という項目がありました。
ミライロでは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランジェスタなどの性的少数者)の生き苦しさを未開拓市場としてとらえてくださっています。
1つの会社が、障害者にとってのバリア、LGBTにとってのバリアに取り組んでいる。そして、そのバリアをバリューに変えようとしている方々がいる。

私にとって、大きな驚きと同時に、勇気と力が沸いてくるのを感じました。

障害者だからこそ、ゲイだからこそ

この本を通して、色んな意味での元気を頂きました。
障害者であり、ゲイでもある自分を、なかなか肯定的にとらえることは、これまでの私にはできませんでした。

でも、まだぼんやりとですが、
障害者だからこそできることはないだろうか。
ゲイだからこそできることはないだろうか。

そんな想いを膨らませることによって、明日からの元気の素となりそうです。

最後に、みんなの夢アワードで優勝された、垣内俊哉さんのスピーチをじっくりとお聞き下さい。

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