旅の風景(2)

私が通っていた小学校では、自転車に運転免許証というものがありました。
確か年に2回だったと思うのですが、学校に駐在所のお巡りさんが来て、校庭に作られたコースで実技試験が行われます。晴れて合格すると、自転車通学が可能になります。
狭い道路に多くの観光客の車が通るからだと思うのですが、私は6年間不合格でした。なんとか乗ることはできたのですが、手信号の際にコースからはみ出てしまうのです。今思えば、手信号って必要だったのかとか、片手運転になるのにとか、勝手な言い訳ばかり浮かびます・・・
中学校になると免許証というものはなくなりました。が、合格できていなかったために、両親から自転車通学の許可は下りませんでした。高校は寄宿舎生活。
そして大学になって私の自転車生活は本格的にスタートしました。それまでのうっぷんが爆発したのか、一番体力があった頃だったからなのか、自転車にはかなり乗りました。


自転車での旅。その面白さは日常生活の延長線上にあるということです。お金や宿の予約など、様々な準備をして身構えて出発する旅とは違います。
普段の生活の中で、自転車で通っている道をそのまま進んで別の町まで向かうのです。列車や車からでしか見たことのなかった風景の中を、自転車で体験できます。
パンクが唯一の心配事ですが、時間に束縛されることもなく、ガソリンも使わずに旅をすることができます。階段を除けば、ほとんどのところを通ることができます。
私が自転車の旅にハマったのは、大学1年の秋だったと思います。
最初は軽い気持ちで、友人と2人で自転車で30Kmくらい離れた町まで行こうということで出発しました。その町に着いてみると、思ったほど疲れていませんでした。それならということで、さらに50Kmくらい先まで出かけたのが懐かしいです。さすがに疲れましたが(笑)
帰るときはほとんど徹夜状態でした。住み慣れた街の明かりが見えてきたときは、本当にうれしかったです。
国道は通りやすいのですが、風景が単調です。自転車ならでのメリットは、旧道や脇道を探しながら移動するということです。時には階段で自転車を担ぐこともありましたが、知らない道を通ることは楽しいです。
自転車の旅と相性がいいのは、先週紹介しましたフェリーです。
フェリーを自転車に乗せる際の追加運賃は、数百円から高くても千円台です。ビジネスホテルを利用するくらいの料金で、自転車ごと乗船できます。
ゆっくりと入浴と睡眠をとることができて、朝になれば遠くの街です。
乗りなれた自転車で、思いつくがままの旅はいかがでしょうか。
神戸などは色々なところからのフェリーがあるので、おすすめです。


生活の足が自転車から電動車イスに変わってしまいました。
この状況で楽しめる旅を現在模索中です(^-^)
やはりネックとなるのは、充電と段差かな・・・
いい情報があれば教えて下さい(笑)

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