アフィリエイト・エッセイ(1) 『言葉』

最近は2日に1度くらいの更新になってしまっていますが、今日から3日間は連続でエッセイをお届けしたいと思います。
エッセイといっても、このブログを始めて1年。ブログやアフィリエイトの世界を探索してみて感じたことを、毎日キーワードに沿ってお届けします。


ネットの世界。もちろん動画や画像、音声も使用できますが、中心となるのはやはり言葉ですね。
ブログにしても、アフィリエイト・サイトにしても、何らかの言葉で伝えていかなければなりません。
でも、この言葉。便利なようでいて、不完全でもあります。
例えば有名な話ですと、親鸞の『悪人正機説』があります。

善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。

善人であっても往生するのに、悪人が往生できない訳がない。
かつては、このような言葉が独り歩きしてしまい、進んで悪人になろうとする人達までも現れたそうですね。
実はこの言葉の解釈の一つに、「自分が善人だと思っているような人でさえ往生しているのに、自分を悪人だと思っている人が往生できないはずがない。」というのがあります。
どういうことかというと、キリスト教でも原罪という言葉があるように、宗教の世界では信仰が深まるにつれて自分の至らなさ、未熟さを痛感するのです。そのように自分のことを嘆いている人達に対しての、優しい思いやりに満ちた言葉ではないでしょうか。
ちなみに密教という世界がありますが、これも決して出し惜しみをしているのではないと思います。
言葉の不完全さを知った上で、面授(直接会って伝えること)を重視したのでしょう。


ネットの世界。キャプチャー画像などが理解を助けることはあっても、結局は言葉中心で情報を発信したり、取得したりしています。
特に最近始めたTwitterは140文字以内の文章のみという制約の世界。言葉の重み、使い方など色々と考えさせられます。
私もブログ記事は、その日の都合や記事の内容にもよるのですが、一度完成してから30分後くらいに投稿するようにしています。
書き上げてから、コーヒーを飲んだり一服したりして、ちょっと間を置きます。そして再度読み直して修正するのです。
これは変換ミスや、文章のおかしい部分を見つけるためでもありますが、もっと大きな目的は別の視点から読み直すということです。
自分が勢いで書いた文章、それが別の捉え方をされることはないだろうか、誤解を生む可能性のある部分はないだろうかと、チェックするのです。このためには、どうしても書き上げてから少し時間を空ける必要があるのです。
ネット上をうろうろしていると、警戒心を通り超えて、怒りさえ感じることもあります。
そんなページで、ビジネスの世界での名言が引用されていると、そんなことに使わないでほしいと思いますね。
ネットの可能性に期待と挑戦を続けている者の一人として、これからも言葉の使い方、接し方を磨いていきたいと思います。


昔からよく言われていることですが、文章上達の一番の方法。それはラブレターを書くことだそうです。
ラブレターは自分の思いを相手に伝える、それも読む人のことを色々と考えながら書きますよね。
ラブレターをせっせと書くというのは、実現しそうになくても、せめてブログ記事で場数を重ねていきたいと思います(笑)
ということで、このシリーズ、明日と明後日もお楽しみに・・・。

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