『文明と文化』・・・

ブログの方も徐々に再開。『秘めだるま』への連載記事も、ようやく仕上げて昨日編集長の小倉さんに送りました。
そんな中、最近ふと頭に浮かんだことは、文明と文化の違い…。
ネット上で色々と見ていると、何やら難しそうな話があちこちに出ていました。
私が感じたのはそんなややこしい話ではありません。
『文明の利器』という言葉があるように、文明はどちらかと言えば科学技術など、理系っぽい感じがします。
それに対して文化というと、芸術や文学など、文系っぽく感じます。
もう一つ私が感じたことは、文明は一握りの偉人によって飛躍的に発展することもありますが、文化はそれが根付くまでに多くの時間が必要な感じがします。
つまり、文化の形成に携わっているのは、非常に多くの普通の人達なんですよね。
音楽や文学にしても、いくら天才的な作曲家や作家がいたとしても、観客や読者がいなければ成立しません。


このブログで、何故いきなりこういったことを書いているいるのか、不思議に思われるでしょう。
インターネットの登場からまだ数十年。ブログやアフィリエイトとなると、本当に新しい世界ですよね。
日進月歩ならぬ、秒進分歩とも言われているこの世界。Twiiterを初め、新しいものはどんどん登場しています。
“理系”の面では、急速に進んでいっています。
でも、インターネットの文化ということを考えたとき、どうなんだろうと感じることが多々あります。
私とインターネットとの出会いは20年くらい前。電電公社(現在のNTT)ビル1階にあった喫茶店です。今でいうところのネットカフェで、昼食やコーヒーなど、注文したものによって一定時間ネットを楽しむことが出来ました。
私の場合、障害者であったものの、大学まで普通の学校に通学してました。そのため、逆に他の障害者と接する機会がほとんどありませんでした。
インターネットで検索をしてみると、色々な障害者のホームページがあったり、障害者問題を分かりやすく解説したサイトがあったりして、本当に新鮮な驚きを感じました。
その後、いつか自分もという思いになって、自分でもホームページの立ち上げ、メールマガジンの発行など、色々とやっていました。
当時はアフィリエイトという言葉さえも知りませんでしたので、純粋に自分の書いたものを読んでもらったり、色々な方からのメールが楽しみでした。


体調を崩したことをきっかけに、今度はアフィリエイトに挑戦してみようという思いで、再度ネットの世界に踏み込みました。そして立ち上げたのがこのブログです。
最近、ネットで調べる内容もアフィリエイトに関するものが多くなったためでもありますが、どうなんだろう…、と感じることも多々あります。
気になったことを検索すると該当するサイトに行きます。
するとそこには、触りの部分のみが書かれてあって、『詳しくはこの無料レポートで』、とあります。
ひどいものになると、さらにその無料レポートは、単なる情報商材の宣伝だけだったというケースにもよく遭遇しました。
ネットビジネスという言葉が生まれて、儲かる方法の一つとしてこういった手法が提唱されているのでしょう。
わずが2年半前ですが、当時はまだ「アフィリエイト」で検索すると、サイト内だけできちんとアフィリエイトに関するノウハウが多く書かれたものが多くあったように感じます。
ブックマークしておいたそういったサイトも、更新が全く途絶えてたり、情報商材の販売サイトに転化してたりしていました。
短時間でブログ記事を大量に作り、SEO対策を施して検索エンジンで上位表示させるという手法が持て囃されています。
もとろん、それで成り立っている会社や生計を立てておられる方もいますので、むやみに否定は出来ません。
何より、私自身も、アフィリエイト収入を得たいと思っている人間の一人です。
でも、
20年前に私が感じたインターネットへの新鮮な驚き。
それが徐々に減っているような気がしてならないのですが…。


改めて、文明と文化。
私には文明を進歩させるような能力はありません。
でも、こうしてネットに接している人間の一人として、インターネットの文化を大切にしてきたいと感じます。

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